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飾り馬はもともとは、供奉神職が乗るための馬であったが、
本宮と御旅所の距離が近距離のため、
乗馬せずに牽き馬として従えており、
そこで空いた鞍の上に装飾を施すようになり、
それが次第に大型になり現在のような紅白または、
青黄などの色布で巻き太輪の飾りとなりました。



例年、本祭が行われる1月前程から馬飾(陰陽)を清め披露致します。
当会事務所内、奉納主より奉納を待ちます。

藤崎八旛宮の例大祭のみどころの一つとして、馬追いがあります。
信仰行列の一部をなすものです。
飾りを付けた鞍を載せた飾り馬を勢子たちが追いせかせます。
このような飾り馬が出る行事は日本の各地にあり、
岩手県のチャグチャグ馬っこや長野県の花馬祭などがあります。
熊本県内でも飾り馬が出るところとしては、
河尻神宮で10月17日に『さがり馬』と呼ばれる行事にでます。
飾り馬に勢子ん一人がぶら下がり、疾走する行事です。
この河尻神宮でも流鏑馬がなされている。
先の『さがり馬』も流鏑馬行事の宵宮(よいみや)になされ、
流鏑馬の行事の一部として見ることができます。
八幡信仰は永く武士層に信仰されたため、
武士の儀礼が行事化したものが数多くあり、
流鏑馬もその一つです。
これと古くから馬(神馬)は神霊の乗り物だという考えと相まって、
藤崎八旛宮や河尻神宮のような現在の飾り馬行事が
うまれたと考えることができます。
藤崎八旛宮例大祭にでるような飾馬や奉納馬、神馬は各地の祭りでも見られ、郷土玩具の題材にもされてきています。
その代表的なものの一つとして八幡馬があります。
八幡馬は、青森の八戸市を中心とする南部地方を代表する郷土玩具です。
また、八幡信仰と馬の繋がりを物語るものでもあります。
南部一の宮である櫛引八幡宮境内では流鏑馬(やぶさめ)が
行われており、その際に地域の優れた馬が奉納されていました。
八幡馬は、この奉納馬を模して作られたもので、
櫛引八幡宮の例大祭の際に、子供の玩具として境内で売られたといわれています。
その習慣は現在まで受け継がれています。
胴体は、黒塗(鹿毛)、赤塗(栗毛)、白塗(芦毛)など
原色を基調として鮮やかに彩られており、
昔の花嫁の輿入れにみられた乗馬の盛装(せいそう)を
模した模様が描かれています。
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